検索エンジン上位表示対策(SEO)には大きく「内部SEO」と「外部SEO」の2種類があります。
「外部SEO」とは具体的に何なのか、何をすればいいのか説明します。
「外部SEO」とは
外部SEOとは、自分のホームページの内部を編集するのではなく、自分のホームページの外部、つまり、他人のホームページの内容を変更する作業です。
他人のホームページの内部を変更するというと分かりにくいですが、実際にどういう作業が必要かというと、『被リンク』を獲得することです。
ざっくりいうと、「外部SEO」とは『被リンクの獲得』です。
「被リンク」とは
『被リンク』とは、他人の管理しているホームページから、自分のホームページにリンクしてもらうことを言います。
もう少し簡単にいうと、他人のホームページのどこかの文字列や画像をクリックすると、自分のホームページが開くようにしてもらう、これを『被リンク』といいます。
世界のgoogle様は、被リンクをたくさん獲得しているホームページは、たくさんのホームページで紹介されている素晴らしいホームページと認識し、そんなに素晴らしいホームページなら検索エンジンでの検索結果で上位に表示してやろう…と思ってくれるわけです。
被リンクの注意点
たくさんのホームページからリンクしてもらうということは確かに大切といわれていますが、注意しないといけないのが「量」より『質』であるということです。
インターネット上には、ホームページを登録すると自動で被リンクしてくれるサイトがたくさんあります。
そういったサイトにたくさん登録すると被リンクの数は増えますが、こういった被リンクは『質が悪い』といわれています。
無数の登録サイトにホームページを登録して質の悪い被リンクを集めると、不正な被リンクを集めているホームページだと判断され、世界のgoogle様から注意されます。
不正な被リンクを無数に獲得することを「ウェブスパム」といい、SEOで上位表示…と被リンクを集めていたのに、逆に検索順位が下がってしまいます。
質の悪い被リンクをたくさん集めるよりも、数は少なくても『質の高い被リンク』を集めることを意識してください。
質の高い被リンクとは
質の高い被リンクとは具体的に何かというと、いくつかの基準があります。
1.ページランクが高い
2.掲載内容が同系統
3.自然な被リンク
もっとあるのかもしれませんが、基本的にはこの3つです。
ページランクが高い
※2016年4月、google様はページランクの記載を止めました。
世界のgoogle様はホームページの各ページをランク付けしています。
そのランクの高いページから被リンクを獲得していると好評価になります。
世界のgoogle様が付けているページランクの調べ方はいくつもありますが、ggoogleページランクチェッカーでホームページのURLを入力してチェックすればすぐに調べられます。
トップページのページランクが高くても、被リンクされてるページのページランクが低くては意味がないので、被リンクしてくれているページのURLを調べるようにしてください。
掲載内容が同系統
鍼灸院、整骨院、整体院などの治療院系ホームページを運営する場合、同業他者の治療院からの被リンクや、病気や症状などの情報サイト、全国の治療院の情報を集めて掲載しているサイトなどからの被リンクは質の高い被リンクとなります。
ライバル治療院から被リンクを獲得することは難しいかもしれませんが、友達治療院があれば、被リンクをお願いしてみるといいかもしれません。
他には、全国の治療院の情報をまとめたポータルサイトやクチコミサイトもたくさんありますので、そういったところにホームページを登録し、被リンクしてもらうのは有効な外部SEOになります。
自然な被リンク
全国の治療院の情報を集めて掲載しているようなホームページのほとんどは、自分の治療院ホームページに被リンクしてくれますが、代わりに自分のホームページから情報サイトにもリンクしないといけないという所も少なくありません。
相手から自分に、自分から相手にとリンクし合いっこすることを『相互リンク』といいます。
掲載内容が同じようなホームページ同士で相互リンクすると、互いのホームページのSEOとなり、互いのページランクが上がると両社が「Win×Win」になる…ということで、昔はこういう外部SEOも流行りました。
自分のホームページで、一般の閲覧者の目に付くところに他人を掲載するのはカッコ悪いからと、相互リンク用に「リンク集ページ」を作成し、そこに相互リンクを列挙しているサイトは今でもあります。
しかし、世界のgoogle様はこういった「リンク集ページ」からのリンクのパターンを「不自然な被リンク」とし、「不自然な被リンク」は高評価してくれません。
「自然な被リンク」とは、このページの「ページランク」のところでしているような、文章の途中もしくは最後に参考となるサイトにリンクしているようなパターンをいいます。
でも、そんなリンクのパターンは頼んでしてもらえるものでもありませんよね。
治療院のホームページなら、肩こりなどの症状や治療法について詳しく説明しているページを作成したりすると、誰かがそのページを紹介(被リンク)してくれるかもしれません。
以前の記事、最高の「検索エンジン上位表示対策(SEO)」とはでも書きましたが、ホームページへの訪問者にとって有益な情報、誰かに教えたくなるような有益な情報、そういったページを作成することが、「自然な被リンク」を獲得する唯一の道だと思います。
まずは、外部SEO(被リンク)は意識せず、訪問者にとって有益な情報を掲載することから始めてください。